2007/12TAJ公認指導員養成講習会ニセコ会場レポート


     普及本部 指導委員委員会  委員:森田幸一郎

     TAJ指導員養成講習会に参加して~ニセコ会場  稲葉理恵

     ◎TAJ指導員養成講習会に参加して~ニセコ  寺内たけし

◎TAJ指導員養成講習会に参加して~ニセコ

寺内たけし

検定は、個人の技術レベルをチェックする「実技種目」と、その技術を的確に伝えられるかどうかが試される「指導法・理論検定」からなります。「実技種目」については、検定員が求めている点を理解し、表現することが必要です。「指導法・理論検定」については、これまで培われたTAJの指導法に基づき、言葉や動作、
机上でうまく説明できるかが検定ポイントとなります。今講習会ではこれら各項目について実地と机上で指導員の方々から細かく説明を受けることができました。

 また、指導員として心得ておくべきことについて、様々なことを教えていただくことができました。備えておくべき知識とそのアプローチの方法、身なりや言動について、お客様への配慮など、大切なことばかりです。もちろん、指導員資格を取得したら終わりではないはずです。有資格者としてスタートラインに立った後も求
められるもの、期待されることは今の段階から考えておく必要があると実感しました。

 大事なのは、有資格者はテレマークスキー普及の最前線に立ち、広報としての役割を担うこと、そして地域の経済サイクルに参加する自覚を持つということではないかと思います。スキー技術一本でお客様をお迎えすることは出来ません。整備されたスキー場、休憩所、宿泊施設、現地までの交通機関・道路整備があり、そして
自分とお客様が身につける用具がある。さまざまな構成要素が組み合わさってはじめてテレマークスキーの普及と地域経済、心身のリフレッシュに微力ながら寄与できるのではないでしょうか。

 自身への楽しみだけで満足出来ない方は是非この講習会に参加しましょう。そしてテレマークスキーの楽しみが今より何倍にもふくらむ姿をイメージしながら合格へ向け一緒に努力しましょう。今の私の実力では遠く合格には及びません。しかし、背伸びをしても届かないちょっと先の自分を求めて努力することは決して無駄で
はないはずだと思っています。

寺内たけし

2008シーズンTAJ公認指導員養成講習会ニセコ会場報告

普及本部 指導委員委員会委員 森田幸一郎

さる12月6・7日にニセコグランヒラフにてTAJ公認指導員養成講習会が開催されました。11月からの順調な降雪のおかげで当日はゲレンデでパウダーランが楽しめるほどの申し分のないコンディションとなりました。今回の参加者は地元北海道を中心に8名。シーズン開始直後とあって参加者の方も十分な滑り込みができていない時期とは思われましたがそこは指導員を目指す方々だけにそれぞれに調整をして臨んでいただいた事と思います!?

初日は全員でまずは足慣らしの一本(雪がいいからみなさんゴキゲンです!)。その後班分けを行い3班に分かれて雪上で検定種目の解説や基本技術の確認が行われました。各班の講師は江川委員長、高梨委員、私(森田委員)の3名。地元ニセコで公認スクールを主宰する代表者3名が本業そっちのけで2日間みっちり講習を行うため内容的にはかなり充実したものになったと思います。午前と午後の講習を終え夜は座学が待っています。島屋部長から具体例を交えた指導理論の講習などが行われました。
2日目はニセコグランヒラフ様の協力を得てポールとジャンプ台を設置し制限滑降とジャンプの講習。ポールに入るのが初めてという受講生の方もいましたが制限滑降によって不得意なターンや悪いクセが良く理解できるようになったのではと思います。2日目の午後は指導シミュレーションの講習。公認指導員は技術の的確な表現と理論の理解に加えそれを人に伝えて教えるというコミュニケーション能力も要求されます。技術を他人に伝えようとするときに人は様々な工夫や勉強をしなければなりません。実は指導員として他人を成長させることは自分自身の成長に大きな効果をもたらしてくれます。これから指導員を目指す方はぜひ知り合いや友人に協力していただいて教えるトレーニングを積んでください。滑るのが上手なだけでは指導員にはなれません。

今回の指導員養成講習会では各技術をまず理論的に理解する事と理解した技術を実際に表現することを学んでいただきました。外見的には多様な滑りが存在するテレマークスキーですが多様な中にも共通して存在する核となる技術や理論の認識が公認指導員には求められます。これから指導員を目指す方々には各人の個性を大事にしつつも検定で求められる滑りを理解し表現していただきたいと思います。検定まで時間はたっぷり!楽しく悩んで一歩づつステップアップして検定会では「見てこの滑り!文句ある?」って感じの滑りを見せてくださいね。


◎TAJ指導員養成講習会に参加して~ニセコ会場     
稲葉理恵



思い起こせば昨シーズンのTAJ指導員養成講習会、「うわ~。なんて場違い…。来ちゃってごめんなさい。」と自分のおっちょこちょい加減が恥ずかしく、逃げ出したい気持ちになったっけ。
何故なら、本やDVDに出てくるような人は受講しているし、他の方達もとても上手いのですもの。
ピヨピヨと危なっかしい滑りをしてる私なんて、お呼びでない雰囲気…。
穴があったら入りたい…、もう雪洞掘って入りたい…そんな気分でした。
それでも根気良く教えてくださるE先生のお陰で、三日目にはなんとなく言われていることが分かってきたのです…が、やはり場違い感は消えず、終始ビクビクドキドキ…。
そんな調子で始まったTAJ指導員検定受検への道でした。
その道程は、怪我に泣き、検定日直前に熱を出しとハプニング続きの辛い4ヶ月間でもあったのですが、いつの間にかテレマークにはまり込んでしまった自分がいました。
あの時は「受かりたい」なんて大それたことは考えにはなかったのですが、「一つでも落とす種目を減らしたい!」そんな気持ちになっていました。
そして、腕試しというよりはほとんど運試し的に受けた検定。
結果、今これを書いているのですから敢え無く桜は散ってしまったわけですねー。
とても良い経験をさせていただきましたし、お陰様で検定日には見るに堪える滑りになりました(?)…と自己満足。

~という過程を経たわけですが、諦めたくないから再チャレンジ!
再びTAJ指導員受検への道が始まりました。
今シーズンのニセコ会場指導員養成講習会は、12月6日~7日の二日間でした。
参加者8名のうち、再受検組は私を含めて3名です。
もちろん3人とも「今度こそ!」の気持ちです。
私などは、「春には桜咲く!のお知らせをしたいです!」なんてブログに公開してしまいました。
「自分を追い込め作戦☆」の実行です。
だから今度は落ちるわけにはいかないのです!(汗)。

さて、ニセコグランヒラフは前日まで降り続いた雪で、とても良いコンディションでした。
講師の先生は、昨年と同じE先生・M先生・T先生の3名です。
先シーズンもお世話になっているので、前回よりは緊張感も薄らいでいました。
私は、ラッキーなことに昨シーズンと同じE先生の班でした。
班の仲間は、再受検組のIさんとTAJ事務局のOさん。
他の班よりも平均年齢はかなり高めでしたので、なんとなくのんびりムードかな~と思いきや…、とーんでもない!E先生の講習は、ビシビシとテンポ良く展開されて行きました。
二日間、徹底した「基本姿勢」のたたき込みと、重力軸を意識した運動軸の使い方と、スキーの推進方向への体軸の移動のトレーニング。
つまり、道具に最大限効率的な仕事をしてもらうために、そのスキーに乗る人がいかに無駄なく動いたらよいかということを、常に考えながら滑らなくてはなりません。
うーん、難しい…。
こういう基本的かつ原理的なテーマを突きつけられると、もろに自分の欠点が露呈してしまいます。
私などは、何から何まで全然なってない…はぁ…。

E先生は、さぞかし頭を抱えたかったことでしょう。
けれどもE先生は、そんな受講生の欠点を直すために様々な矯正バリエーションで、とても熱い指導をしてくださいました。
欠点をいち早くキャッチし、数多い引出しの中から適切な矯正プログラムを取り出し、受講生に合ったバリエーショントレーニングをして、短い言葉で分かりやすく適確なアドバイスをしてくださる。
実は私も恥ずかしながらSAJ準指導員なのですが、そういう立場で見させていただいても、お手本にさせていただきたい講習でした。
私もE先生のようになりたい!!って、目標が高すぎますか?まあ持つのは自由ということでお許しくださいね。

でもしかし、なかなか欠点が直らない自分に嫌気がさしつつ、二日間の講習はあっという間に終了してしまいました。
TAJ指導員養成講習会では、実に有意義で貴重な時間をいただきました。
今度こそ、ブログで「桜咲きました!」とご報告できるように、日々練習に励みたいと思っています。
諸先生方、仲間の皆さん、二日間大変お世話になりまして本当にどうもありがとうございました。